2025年4月28日 (月)

ローデシュワルツ社は事実上、個人の顧客を切り捨て?

ローデシュワルツ社の測定器は世界的にも有名ですが、非常に高価なので個人で購入される方は少ないでしょう。
まぁ、オシロスコープやスペクトラムスコープなどは、近年の中華製測定器に近い位置づけのモノもあり、少し頑張って買ってみるかと思う方もおられるかも知れません。

私も数年前にローデの中では底辺のモノですが正規の代理店を経由して購入したのですが、そのファームアップで少々困った事がありました。
ローデのホームページから該当製品のファームウェアを入手しようとすると、ユーザー登録が必要なのですが個人で登録をするとファームウェアのダウンロードを拒否されてしまいます。

直ぐに拒否されるのでは無く”おまえの要求は受け取ったので、24時間以内に返事をする”と言った旨のメールが来ます。その後、数十時間経過した後、おまえの要求は拒否された。。と言ったメールが来ます。
因みに、法人で登録すると直ぐにファームウェアのダウンロードが出来る様です。尤も、法人と言ってもネットで社名が出ていない様な所はダメな様な気がします。(ユーザー登録する時に法人名を入れると、ネット検索して法人名があるかどうかを見ている様です。)

ローデの日本法人に問い合わせた所、個人に対しては資料(ファームも含む)は輸出管理規定の面から出せない。購入した代理店を通して入手して欲しいと言われました。まぁ、対応してくれた窓口の担当者も個人登録では出せないと言う事を知らなかった様で、数回のメールのやりとりをした結果の返事でした。以前はその様な事は無かったと思うのですが、最近になって変わった様です。

このご時世、測定器のファームアップは当たり前ですが、個人ユーザーがファームウェア入手の敷居が高い状況は購入をお断りと言っている様なモノかと思います。もちろん、代理店と通じてファームウェアの入手は出来るのでしょうが、、、。

なお、今回の私の場合はやりとりをした日本法人の担当者の方からファームを入手致しました。

まぁ、リタイアした者として高価なローデのモノを購入する事もありませんが、ますます中華測定器に走る事になりますねぇ。。

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2025年1月17日 (金)

SDRconnect

前回、SDRconnecにメモリーチャンネルの様な機能が無いと書きましたが、ありました。

初期画面ではブランクの画面に見えていたのですが、一番下にある画面がメモリーリストになります。

Sdrconnect

メモリーの書き込み方が最初分からなかったのですが、メモリーリスト画面の左端の星印をクリックするとその時に受信していた周波数などがリストに書き込まれます。下のプラスを押すと、リストのタブが追加されます。(画面では2つのリストのタブを作っています。)

メモリーやタブの削除などは鍵マークをクリックして、鍵が開いた状態にすると出来ます。リスト名などもその状態で出来ます。私は短波帯のFT8の周波数を2つのタブに分けてリストに入れています。

これで、少しは使いやすくなりました。

ただ問題があって、RSP2をUSBに接続した状態でSDRconnectを立ち上げてもRSP2が認識されません。SDRconnectを立ち上げた状態でRSP2のUSBケーブルを挿し直すと認識されます。これは面倒です。

ラズパイ5なので、WSJT-XとSDRconnectの両方を立ち上げても問題無く動作して、デコード感度もまずまずの様です。
ただ、ラズパイ5になってアナログのオーディオ出力端子が無くなったのでUSBからオーディオを取り出しています。偶々手持ちのUSBオーディオケーブルがあったので良かったですが、この辺りも微妙に面倒な感じがします。

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2025年1月16日 (木)

ラズパイにWSJT-Xを入れて悩む(一応、回避済み)

手持ちのラズパイ5にWSJT-Xをインストールしたところ、WSJT-Xのウィンドウトップのタイトルバーが出てこなくて、2日間ほど悩みました。(下の様な画面です。)

Raspi_wsjtx

これでは、アプリのウィンドウを動かしたりバッテンボタンで終了したり出来ないので不便です。試しにJTDXを入れて見ましたが、やはりタイトルバーが出てきません。(両方ともグラフウィンドウにはタイトルバーがあります。)また、ネットサーフィン用に旧PCで動かしているUBUNT24.???(忘れた)にWSJT-Xを入れてみると、ちゃんとタイトルバーが現れています。

色々とwebで調べたのですが解決策を見つける事が出来なかったのですが、ふと思い出してラズパイのウィンドウマネージャーをWaylandからX11に変更する事で無事にタイトルバーが現れて使える様になりました。X11に切り換えると日本語入力の設定などがリセットされる様で、他にも色々と変化があるかも知れません。

なお、今回ラズパイにWSJT-Xを入れたのは、そもそも年末の片付けで出てきたRSP2と言うSDR受信機でFT8をワッチ出来ないかと思ったからです。あまりFT8をワッチしていませんが、ラズパイとの組み合わせなら一日中電源を入れっぱなしでも良さそうとの思惑からです。

WSJT-XもJTDXもラズパイOSのADD/Remove Softwareでwsjtxやjtdxで検索すると出てくるので、インストールが簡単です。
SDRconnectの方はSDRplay社のWEBサイトから"linux arm64"用をダウンロードして、そのサイトにあるYoutubeを見てインストールしました。

ここではまったのは、SDRconnectをインストールすると、スタートメニューのその他のところにSDRconnectが現れるのですが、これをクリックしてもソフトは起動しません。これについては、ここに書かれてある通りターミナルウィンドウからコマンドを入力しないといけない様です。中々面倒なのでシェルスクリプトを作って、それから起動する様にしました。

なお、WSJT-XとRSP2との連携ですが、WSJT-Xの設定の無線機にはSDRconnectが無いので出来なさそうです。また、オーディオ設定はデフォルトにしております。
他にも、SDRconnectではメモリーチャンネルの様なモノが無い様でBAND変更が面倒です。かと言って、WSJT-XとRSP2を連携させるlinux版のソフトを知らないので、この組み合わせは使い勝手が良くありません。残念。

どなたか、RSP2と使える他のSDRソフトをご存じでしたら教えて頂きたいと思います。

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2024年9月17日 (火)

電柱からのノイズ その後

約1ヶ月ほど前に、関電に対策してもらった電柱からのノイズですが、その後はどうかと言うと以前ほど強くは無いが同じ様なノイズが時折聞こえます。Sにして3~5程度振ります。(前はS9近く振って、無線機のOVFがチラチラ点灯してました)今度はもう少し離れた所にある電柱だろうと思います。ただ、発生頻度が前の自宅近くの電柱に比べると低くいので、まだ我慢が出来ます。

自宅から距離があると調査も面倒ですし、この暑さですから少し涼しくなったら調査を再開しようと考えています。

と思っているのですが、最近はノイズが出ていません。偶々でしょうが、このまま出ないでいてくれたら嬉しいな。

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2024年8月 5日 (月)

電柱からのノイズ(どうやら直った模様)

8月2日に関電(関西電力送配電)に対策作業を行って頂きましたが、その後の約3日間は電柱からとみていたノイズは発生していたない模様。
対策は効果があったと判断しています。対策して貰った電柱は自宅から近い方が15m程度、離れた方が50m程度の距離になります。

ノイズの発生メカニズムを少し想像してみたのですが、ノイズ発生箇所の6.6kVラインの碍子(高圧耐張碍子)は以下の写真の様なものが2個直列に連結されています。(下の写真は名伸電気(株)のWEBサイトから引用させて頂きました。)
__20240805153001Straininsulatorpic02

碍子両端の金属部分(亜鉛メッキの模様)で連結していますが、今回の対策ではその連結する部分に金具を挟み込んで接触を確保した様です。

これを簡易的にみると下の様になると思われます。碍子の浮遊容量(Cg)と表していますが、絶縁抵抗としても良いかと思います。いずれにせよ、高電圧ラインとアース間の電位差が碍子部分で分圧されています。
Photo_20240805153301

Rと書いた部分は、本来は接触している部分ですが、接触抵抗の意味で描いてあります。
このRが、接触状況によって変化して絶縁状態に近くなった時に両端で放電が生じてノイズが出ると思われます。この部分は元々金属同士が接触しているのですが、表面の酸化や汚れなどで非接触状態になると非常にギャップが狭い為に放電すると考えられます。

まぁ、この辺りは電力会社などの技術レポートにも解説されていると思いますが、一応自分の為の整理です。碍子の形状をちゃんと見て、対策金具の形状の意味が分かりました。

さて、今回は計4本の電柱で、8~9カ所(1カ所3本の線で24~27本)の碍子部分に対策をして貰ったのですが、1本の電線で2~3カ所に金具を入れている様でした。金具を挟む作業自体は簡単そうですが、高所作業車のクレーンを電線に潜り込ませたり、高圧に関わる作業の為にゴムの絶縁シートを被せたり前掛け(?)の様なモノを猛暑の中で着ての作業は、ホントご苦労様でした。

さて、関電の方の話ではノイズ発生源となりやすいのは電線が軽い(碍子に掛かる力が弱い)場所だそうです。下の写真は先日blogにアップした作業中の写真ですが、丁度作業をしている電線は直ぐ近くの電柱への配線で非常に短く、碍子に張力が掛からず接触不良が発生しやすいと思われます。
Photo_20240805154901

私の感じた事/聞いた事を整理すると
・ノイズは短い電線の碍子で発生しやすい。
・雨の日はノイズは出ない。
・風の強い時や乾燥した日に出やすいと聞いていたが、必ずしもそうでは無かった。風が吹いていても、吹いて無くてもノイズは出る。
・以上から、何かのきっかけ(風やカラスなども)で電線が揺れて碍子接続部分の接触状態が変化して接触が悪くなるとノイズが出ると思われる。
・ノイズはAC(関西では60Hz)に同期している。
・ノイズ源の特定には携帯型受信機が必須であるが、VHF帯なら指向性のあるアンテナがあるとやりやすい。

なお、ACに同期したノイズは全て今回のノイズと同じとは言えません。我が家の例では、ACに同期しているノイズで1.8MHzや3.5MHzで強いノイズは自宅内の中華製のACアダプタが原因でした。特に、ジャンク品的なACアダプタ(スイッチング電源)はロクにラインフィルタも入っていないモノもあり、相当強力なノイズ源になるモノがあります。たまたまでしょうが、そのACアダプタのノイズは受信機のアンテナを外すと聞こえなくなるので、てっきり外来ノイズと思っていました。ノイズの発生から受信の経路によっては、その様な事もあります。

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2024年8月 2日 (金)

電柱からのノイズ 関電が来た

関電(関西電力送配電)に2度目の連絡をして約2週間経った今日(8月2日)対策に来られました。今回も予め電柱を指定していたので早速作業に入り、計4本の電柱を約2時間で作業を終えられました。この酷暑のなか、作業をされた方々は大変です。(今回も交通整理2名と作業者、監督の計4名で来られました。)

Photo_20240802164801

前回もそうでしたが今回も関電が来た時にはひどいノイズの発生は無かったので、対策直後では効果のほどははっきりしません。
ただ、前回は対策を開始してからひどいノイズが出だして対策終了時にもノイズが出ていたのですが、今回は対策中に時折ノイズが出る程度でした。昼には作業が終わり、夕刻の現在までひどいノイズが出ていないので対策効果があった様に思われます。まぁ、数日は様子見ですね。

対策の金具を見せてもらいました。これを碍子の金具に挟み込むとの事で、この様なモノを用意していると言うことは標準作業になっているのでしょう。

Photo_20240802165001

これでノイズフリーというワケでは無いのですが、IC-7610のOVFがチラチラする様な強烈なノイズが無くなってくれる事を願います。

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2024年7月22日 (月)

電柱からのノイズ

先に、電柱からのノイズ対策を関西電力送配電(以下 関電)にお願いしたが駄目であった事を書きました。
その後もノイズ源を探していましたが、どう考えても電柱からのノイズと判断して、再度関電に対策を依頼。
ただ、関電側からは担当者の作業が立て込んでいて8月初旬まで作業が出来ないとの事。待つしか無いです。。。

ところで、どの様なノイズかを動画で撮ったのでここで紹介いたします。
オシロの同期はノイズの受信音で取っています。上の波形は歪んでいますが、ACをトランスで電圧ダウンした波形です。ノイズとAC波形が見事に同期しています。

我が家の場合、50MHzを中心に28MHzから144MHzまでの間で同じものと思われるノイズが受信されます。
そこで、2mの3eleヤギをでっち上げて、ノイズ源の方向を探しました。前は、IC-R6を持って近所をウロウロしていたのですが、どうも家を中心に色々な方向からノイズが来ている様に思われたので、八木アンテナで大まかは方向を特定しました。

そうすると、家前の道路に沿って左右両方向からノイズが出ている様です。それもタイミングによって右方向だけであったり、左方向であったり、あるいは両方向から出ている事もあるので、携帯受信機ではわかりにくかった様です。

さて、8月初旬の対策が効果を出してくれるでしょうか。。

ところで、ココログで動画を貼り付ける方法はどうすれば良いのでしょうかね?以前はYoutubeへのリンクを張ると動画が表示されたと思うけど。。 
そうか、Youtubeで埋め込みコードを取得して、通常エディタにして貼り付けるんだ。

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2024年6月 3日 (月)

電柱ノイズ対策不発(残念!)

昨年あたりからVHF帯ノイズの発生する頻度が多くなり、中々オンエアする気になれません。
ノイズ源を探そうと時折、受信機(IC-R6)を持って近所をウロウロした所、どうも家の前の電柱付近でノイズが強く受かります。

ノイズの特徴は以下の通りです。
・断続的なパルスノイズで、ノイズブランカが効く様なノイズ。
・常に出ているわけでは無いが、お天気の良い日に良く出る。
・夜間も出る。
・雨の日は出ない。

強い時はSメーターが6~7程度振れると共に、IC-7610のOVF表示がチラチラします。ピークレベルはかない強い様です。

先週前半はノイズがひどい日が多かったので、意を決して関西電力送配電の問い合わせ窓口にメールを出しました。
そうすると、メールをした2日後の5/31に電話があり6/3に伺いたいとの事。

と言うことで、今日(6/3)を手ぐすねを引いて待っていたのですが、この所、雨が続いたせいか雨が降っていなくてもノイズがあまり出ません。関電から今日の午前に14時頃に伺うとの連絡があった時に、今日はノイズが出ていない旨を伝えましたが、取りあえず来て対策をするとの事。

と言うことで、14時少し過ぎに高所作業車と道路見張りが乗った軽4自動車の2台が到着。関電の2名と道路封鎖看板前に立つ2名の計4名で作業を開始。
作業は、停電をさせずに高圧(6.6kV)の碍子のジョイント部分に導通のあるワッシャの様なモノを挟み込むとの事。以前は導通スプレーを使っていたが、スプレーの際に誤って停電を引き起こした事があるので、今はスプレーを使わない様にしているとの事。また、スプレーよりも経時変化には強いのでは無いかと思うとの事。

ノイズ発生のメカニズムは良く分からないが、碍子のジョイント部分は金属同士で本来は導通している部分が、経時変化と共に接触が悪くなり、風などで揺れた際にノイズが出る模様。本来は電圧が掛からない部分と思うが、高電圧の直ぐ際なので何らかの電位を持っているのだろう。

Photo_20240603214601

 

さて、高所作業車で作業を始めて碍子部分が揺れ始めると、それまで少なかったノイズが一気に出始めた模様。リアルタイムで作業とノイズの両方を見ていたのでは無いが、作業を開始したのでシャックに行って無線機を見ると派手にノイズが出ている。
これは、当たりか!と思い、期待しながら作業を見守っていました。作業自体は電柱1本、碍子6個の処理で1時間掛からず3時頃には終了。

碍子の処理を全て終えたとの事なのでシャックに戻るも、ノイズは相変わらず出たまま。なんで~~って思いました

結局、この日はこれで作業終了となり、関電は引き上げとなりました。ノイズについてはもう少し様子を見てもらいたいとの事なので、後日メールにて連絡する事にはなったが、期待していただけにがっかり感は拭えず、、と言う結果でした。

彼らはここに来る前にカラスの巣の撤去をしてきて、この後もカラスの巣の撤去に向かうとの事。ノイズの対策作業はこの2~3年は殆ど無く、久しぶりであったとの事。
作業責任者の方は40歳くらいで、気さくな感じの人でした。メール1本で、高所作業車と4人の人間が動いて頂ける事には感謝しなければなりません。

結局、ノイズ源は別にあったのか、それとも対策が十分で無いのか、分かりませんがノイズ源の特定から再スタートしなければなりません。

 

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2023年11月23日 (木)

IC-7610 DPD

アイコムからIC-7610のDPD対応のファームウェアが発表になりました。嬉しい事にDPDはPW2を使った時だけでは無く、IC-7610単体でも動作する様です。(まぁ、当たり前だとは思いますが)

今は少し忙しいので、少し時間が出来たらファームアップしてどの程度IMDが改善されるのか確認してみたいと思います。
ただ、信号ラインに関わる部分のアップデートなのでバグがあると怖いですねぇ。。DPDはリアルタイムのフィードバックでは無いので、発振と言う様な事は起こらないと思いますが、、。

11/24追記

この記事を書いた夜、少し作業が行き詰まったので気分転換にサクッとファームアップをしてみました。DPDの調整が必要ですが、ダミーロードさえあれば簡単にできます。リニア(PW2)などを接続する場合は本体のみの調整とリニアを繋いでの調整を行う必要がありますが、現時点では本体のみの調整で終わります。(もっとも、PW2が発売されても導入予定は全く無いので関係ありませんが)

DPDの調整が終わるとMENU画面にDPDのON/OFFが出来る様になるので、簡易的な方法ですがDPDによるIMD改善をチェックしてみました。
効果は絶大です。

Ic7610_dpd

2TONE信号を準備するのは面倒なので、マイクから”あ~”と言う様な音を入れての測定です。赤色がDPDがOFF、黄色がONです。
測定器に使ったスペアナも安物で性能は良く無いモノですが、明確に差が確認できました。

まぁ歪み補償とは言え、受信している局から音質が良くなりましたね~と言われる様な事は無く、サイドの広がりが減るので、ご近所様への迷惑防止という機能ですね、、。

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2023年9月16日 (土)

IC-PW2とIC-7610の組み合わせのDPD

とてもじゃ無いけど、KWの開局なんぞは無理なのですが、IC-PW2とIC-7610の組み合わせでDPD(Digital Predistortion)が出来る事には興味があります。
高周波に於ける歪み補償には色々な方式がありますが、端末系の機器の場合はDPDが最も有力な方式の様ですし。

PW2のオプションにDPDフィードバック用同軸ケーブル(OPC-2501)が用意されているのを最近知ったのですが、やっぱりフィードバック信号は専用の同軸ケーブルを使う様です。最初は別の接続ケーブルがエラく高価なので、ここに高周波信号を乗せているかと思っていたのですが、そうでは無かった様です。

と言う事は、PW2が無くても高周波フィードバック信号をIC-7610に戻してやればDPDが動作するのでは無いかと思いますが、肝心のRFフィードバックケーブを何処に接続するのかは分かりません。それらしき端子名がPW2にも7610にも無いからです。

まぁ、恐らくPW2の発売と同時にIC-7610のファームが提供されて、どこかの端子がそれになるのでは無いかと思われます。RFサンプラーでも作って実験してみたい所ですね。

ただ、ある程度の飽和パワーの余裕が無いとDPDが安定に動作しない恐れもあります。PW2と組み合わせた場合、トータルのドライブレベルに相当余裕があると思うので、問題は無いでしょうが、、。

しかし、この様な仕掛けが出来るという事はIC-7610設計時からDPDを想定していたのだと思います。フィードバック経路を後から構成するのは無理だと思われるからです。なら、最初からDPD対応無線機で売り出せば良かったのに、、と思うのですが、何か事情があったのでしょう。

IC-7610も発売から随分と過ぎて、その後に競合機種も色々出てきていますがこのDPDで改めて7610に注目しても良いと思います。
って言うか、PW2無しでもDPD動くようにしておくれ >ICOM。

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