昨年あたりからVHF帯ノイズの発生する頻度が多くなり、中々オンエアする気になれません。
ノイズ源を探そうと時折、受信機(IC-R6)を持って近所をウロウロした所、どうも家の前の電柱付近でノイズが強く受かります。
ノイズの特徴は以下の通りです。
・断続的なパルスノイズで、ノイズブランカが効く様なノイズ。
・常に出ているわけでは無いが、お天気の良い日に良く出る。
・夜間も出る。
・雨の日は出ない。
強い時はSメーターが6~7程度振れると共に、IC-7610のOVF表示がチラチラします。ピークレベルはかない強い様です。
先週前半はノイズがひどい日が多かったので、意を決して関西電力送配電の問い合わせ窓口にメールを出しました。
そうすると、メールをした2日後の5/31に電話があり6/3に伺いたいとの事。
と言うことで、今日(6/3)を手ぐすねを引いて待っていたのですが、この所、雨が続いたせいか雨が降っていなくてもノイズがあまり出ません。関電から今日の午前に14時頃に伺うとの連絡があった時に、今日はノイズが出ていない旨を伝えましたが、取りあえず来て対策をするとの事。
と言うことで、14時少し過ぎに高所作業車と道路見張りが乗った軽4自動車の2台が到着。関電の2名と道路封鎖看板前に立つ2名の計4名で作業を開始。
作業は、停電をさせずに高圧(6.6kV)の碍子のジョイント部分に導通のあるワッシャの様なモノを挟み込むとの事。以前は導通スプレーを使っていたが、スプレーの際に誤って停電を引き起こした事があるので、今はスプレーを使わない様にしているとの事。また、スプレーよりも経時変化には強いのでは無いかと思うとの事。
ノイズ発生のメカニズムは良く分からないが、碍子のジョイント部分は金属同士で本来は導通している部分が、経時変化と共に接触が悪くなり、風などで揺れた際にノイズが出る模様。本来は電圧が掛からない部分と思うが、高電圧の直ぐ際なので何らかの電位を持っているのだろう。
さて、高所作業車で作業を始めて碍子部分が揺れ始めると、それまで少なかったノイズが一気に出始めた模様。リアルタイムで作業とノイズの両方を見ていたのでは無いが、作業を開始したのでシャックに行って無線機を見ると派手にノイズが出ている。
これは、当たりか!と思い、期待しながら作業を見守っていました。作業自体は電柱1本、碍子6個の処理で1時間掛からず3時頃には終了。
碍子の処理を全て終えたとの事なのでシャックに戻るも、ノイズは相変わらず出たまま。なんで~~って思いました
結局、この日はこれで作業終了となり、関電は引き上げとなりました。ノイズについてはもう少し様子を見てもらいたいとの事なので、後日メールにて連絡する事にはなったが、期待していただけにがっかり感は拭えず、、と言う結果でした。
彼らはここに来る前にカラスの巣の撤去をしてきて、この後もカラスの巣の撤去に向かうとの事。ノイズの対策作業はこの2~3年は殆ど無く、久しぶりであったとの事。
作業責任者の方は40歳くらいで、気さくな感じの人でした。メール1本で、高所作業車と4人の人間が動いて頂ける事には感謝しなければなりません。
結局、ノイズ源は別にあったのか、それとも対策が十分で無いのか、分かりませんがノイズ源の特定から再スタートしなければなりません。
最近のコメント